山縣、廣田合同ゼミUX入門ワークショップ@近大に参加して

1月24日近大に行き、UX入門ワークショップに参加してきました。

UX KansaiでのUXセミナーで講師の浅野先生にお誘いを受けて参加してきました。



UX Kansaiのセミナーでは後半5回だけの途中参加だったので、いきなり構造化シナリオから始め、ストーリボードやワイヤフレームからプロトタイピングという最後のところをやっています。しかし重要な前半5回ではペルソナ作りは、セミナーでは参加しておらずできペルソナがどうできあがったのかわかっていなかったので、同じグループの人たちとセミナーとは別の日に別の場所に集まりペルソナの上位下位分析をやってみました。

ペルソナ作りの手法は PMI(プロジェクトマネジメント協会)日本支部の中にあるソーシャルPM研究会の初期のワークショップで話し合いに参加していて、そこでエスノグラフィー調査を少し学んでいましたが、時間かけてやってみると結構頭を使います。何となく上位と下位が分類できたけど、ペルソナを通して見える本質的なニーズを探っていくことも理解できたと思います。

そして、今回の近大でのワークショップ。

時間的な制約からペルソナを作らず、グループのメンバーが順にインタビューをしていきます。これがアイスブレイクとして役割も持っていたのかなと思います。全員が話を終えた後、リードインタビュイーを決めて、そこからカスタマージャーニーマップ(CJM)を作っていく。男女が混じってディスカッションしているのは新鮮でもあり、女子ばかりと雰囲気も違うこと感じましたが、全体的に皆さん積極的で、あっという間にCJMの作成を終えました。この種タイプのワークショップが初めてとのことでしたが、そんな感じには見えませんでした。



インタビューの時の質問は5回のなぜなぜをトヨタは実践しているとのこと、ここで深掘り本質的なことを捉えようとしているけど、言うのとやるのではやっぱり違います。

自分たちでやっていると与えられた課題とはちょっと離れたところに流れていくことがあります。それは自分たちの思い込みが自ら制限枠を作っている場合もあります。どうすれば売り上げが上がり、利益が上がっていくのかとかも考えなきゃいけない。

4時間があっという間でしたが、テーブル毎にリードインタビュイーが語ったことを他のメンバーがどこまで深堀りできたのか気になるところでした。




参考ですが、人間中心設計やUXの本をいくつか読みましたが、振り返りに以下の本を読んで、理解が深まりました。

エクスペリエンス・ビジョン: ユーザーを見つめてうれしい体験を企画するビジョン提案型デザイン手法」(山崎 和彦 他 著、丸善出版、2012)

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