「八子クラウド座談会 in 関西」へ参加してきました。

1週間前なのですが、7 八子クラウド座談会in関西」に参加してきました。ボイスコンピューティングの技術は急速に進んでamazongoogleなどからも製品が日本でも発売され、アメリカでかなり前に発売され、話題になっていました。私自身はまだ買っていません。様子見というところです。



座談会の構成は、インプット、パネルディカッション、ワークショップ、LTという流れです。インプットとして最初は5名の方に登壇していただき、今回のテーマであるボイスコンピューティングの話興味深いものでした。一番面白かったのは、研究成果の一つで2つのボイスコンピューターと人(1名)で会話しているシーン。何となく3人で会話が成立しているようで、かなり驚きました。音声認識では、(開発元にもよるようですが)ボイスコンピューターは子供の声が苦手とか今まで知らなかったこともあったり、ボイスコンピューターは人型が良いのかもしくは形のないものでも良いのか、宗教的な議論もあると聞いたりといろいろ勉強になりました。

その後パネルディスカッションがあり、その後参加者が全員参加するワークショップと続きました。午後1時から6時30分までの5時間半と長時間でしたが、意外に短くあっという間に時間が経つように感じました。



特に書きたいことは、ワークショップでした。2つお題があり、グループの中でアイデアの発散をするのですが、最後のお題はボイスコンピューティングが応用できる領域とはという問いかけに対して、私の入ったグループの議論がこんな技術があるけど、何かに使えないの?ということで実際に得意先からそういう話があっても、なかなかいい提案ができない。理由として意外に音声認識の精度が高くないからだというお話を聞きました。でも議論を注意深く聞いているとボイスコンピューティングという新しい機能が開発され、それを生かすため何かいいことないかという問いかけに答えようとしているので表面的な議論になっていたのではないかと思いました。使ってみて、ボイスコンピューティングはハンヅフリーでできる、ながらでいろいろできるのが良って話をよく聞きましたが、そこから本質的なニーズを満たすのは違うように思えました。


つまりボイスコンピューティングがあるから何に使ってみようではなくて(Sロジック)、サービスボイスコンピューティングをどのようにサービスに組み込むのか(S-Dロジック)というアプローチが必要だと思います。もちろん、そこが明確になればボイスコンピューティングが既に普及しているはずなので言うは、正に易く行うは難しです。

最後にボイスコンピューティングはアメリカが先行した印象も受けますが、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の安田さんのお話を聞いていると日本の技術力も実はすごいものがあるとは感じました。ただ、特許とか企業を超えて連携にはすごく時間も労力も必要なことがわかったので、私は何もできませんが、アメリカにも負けないような取り組みってできれば良いなあと感じました。

面白かったので、お誘いしてくださった窪田さん、会を運営している八子さんや関係者の方には感謝申し上げます。

Popular posts from this blog

国際会議と論文(メモ)

UX Kansai「よいサービス・製品のための、UXデザインの考え方」、ラーニングバー & UX Kansai セミナー

Google Scholarを使った文献調査(英語)